読書の秋!
図書館&ブックオフに行ってきました。
図書館の雰囲気が好き。
本の匂いがするし、たくさんの本を見ていると
なんだか少し賢くなった気がするから。
くっすん大黒/町田康
金色機械/恒川l光太郎
人間小唄/町田康
放課後の音符(キイノート)/山田詠美
谷崎純一郎マゾヒズム小説集
さっそく山田詠美さんの放課後の音符(キイノート)から読みました。
放課後の音符(キイノート)のあらすじ
大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。
まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々-。
背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。片思いのまま終わってしまった憧れ。好きな人のいない放課後なんてつまらない。授業が終わった放課後、17歳の感性がさまざまな音符となり、私たちだけにパステル調の旋律を奏でてくれる・・・。女子高生の心象を繊細に綴る8編の恋愛小説。(「BOOK」データベースより)
放課後の音符(キイノート)のあらすじ
17歳という微妙な年齢の複雑な心情を、繊細に丁寧に描いています。
少女でもなく、だからといって女性でもなく。
カナは17歳だけど、もう男の人と一緒にベッドに入ることを
日常としている」という文章で始まる物語。
周りの友人が大人になっていくことの焦りや不安、人を愛し、愛されることを
美しく描いています。
この物語に”香り”というものがよくでてくるんですが、
一つ一つの言葉が綺麗で、目に見えないはずの香りを感じることができる。
17歳だった自分はどうだったか自然と思い出してしまう作品。
高校生のころに出会いたかったのが残念。
しかし昔少女だった女性にもおすすめ。
不思議と純粋な気持ちになります。